今、北海道の旬の魚は鰊(にしん)です。冬から春にかけ産卵のために日本海沿岸に大群でやってくる魚が春告魚(はるつげうお)と呼ばれる鰊です。
この状態を群来(くき)言いますが1954年を最後に姿を消しました。
近年、石狩や留萌、宗谷、後志の漁協による鰊の産卵場所の形成や稚魚の放流等の努力の結果、ここ数年沿岸が真っ白になる「群来」が現れ始めています。
今年もすでに小樽や留萌沖に群来が現れました。
鰊はカルシウムや鉄分が豊富で美容にもよく、炭火焼きにした腹を開くと熟したカズノコの香ばしい香りが漂い一度食べたらやめられない美味しさです。
たっぷりの大根おろしといただくとビタミンCもとれて、たちまち健康な美男・美女ができあがります。
ぜひお試しください。
この数日最高気温も最低気温も氷点下の当別町(札幌近郊の多くは氷点下)です。
でも日差しはたしかに暖かくなり春めいてきています。
皆さんは節分に豆撒きをしましたか?
節分とは季節の移り変わるとき、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを言います。
今年は2月4日が立春でした。
特に立春の前日を節分と言います。
戸口に柊(ひいらぎ)の枝に焼いた鰯(鰯)の頭を刺してかざす風習は今でも地方に残っています。
臭いの強いもので邪霊が家に紛れ込むのを防ぐおまじないです。ですが北海道ではあまり見たことはありません。
節分の夜に「福を内、鬼は外」と唱えながら鬼を払う(やらう)豆撒きをします。
でも最近は鬼は決して悪い者ではないという考えから「福を内、福を内」と言って豆撒きをする家庭が多いようです。
皆さんに「福」がたくさんおとずれますように。
当別町は道内でも雪の多い町として知られています。
札幌からJR学園都市線で約50分。札幌都心部から当別町中心部まで車で約40~50分です。
今は除雪態勢が整っているので、道路も列車も夏場とほぼ変わらない時間で行き来することができています。
でも年に何回か猛吹雪で視界数メートルなんてこともあります。
当別駅から医療大学まで列車で5分の距離ですが、冬は雪のため列車が遅れたり運休したりすることもたまにあります。(雪国では雪害は当たり前のことと思って下さい)
でも当別町内から医療大学まで通称「ふれバ」(ふれあいバス)が運行していますし、体力・気力に自信のある人は冬でも歩いて行く人もいます。雪国に来たらまずは雪になれ親しんでください。
町内にはスキー場もありますし、阿蘇公園では2月13、14日の雪まつりに向けて雪像や雪のすべり台づくりが急ピッチで行われています。
冬の花火も見ものです。ぜひ楽しんでください。