『かたくりの里とうべつ』は、昭和50年に北海道医療大学が当別町に移転してきたことにより、大澤産業(株) が木製アイスクリームスプーン加工業からアパート業へ転業いたしました。
先代の社長俊明から現社長の俊信が、2013年東京から帰省して引き継ぐまでの約50年間、それから今日まで大澤隆子は93才の現役専務として会計・総務一切をこなしておりました。
ここ数年は事務的作業はせずとも、常にアパートの住人の方のことを気にかけておりました。
私たちの母隆子は、2017年まで回りにとめられても畑に出たり、秋には大根を抜いて漬物の準備までしていました。
2019年に肺に水が溜まり徐々に肺の機能が低下していき、2020年12月からは自宅で二十四時間酸素療法となりました。
それでも酸素ボンベを引っ張ってデイサービスやショートステイに出かけ、ドリルやゲームを楽しんでおりました。
ただ徐々に徐々に呼吸することが困難となり、去る9月21日午後3時42分 三人の子どもに看取られ穏やかに静かに息を引きとりました。
こんな状況下にもかかわらずたくさんの方に見送られ、お花に包まれて今にも微笑みそうな面差しで旅立っていきました。
生前お寄せいただきましたご厚情に心より感謝申し上げます。
至らない私たちでございますが、故人同様のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。