今日も一つ
悲しいことがあった
今日もまた一つ
うれしいことがあった
笑ったり泣いたり
望んだりあきらめたり
にくんだり愛したり
・・・・・・
そしてこれらの一つ一つを
柔らかく包んでくれた
数え切れないほど沢山の
平凡なことがあった
花の詩画集『鈴の鳴る道』より 星野富弘著
星野富弘 : 昭和21年4月24日生まれ
新任体育教師として赴任二ヶ月後クラブ活動の指導中、頸椎損傷。首から下の運動神経を失う。
9年間の病院生活の中から筆を口にくわえて絵や詩を描くようになる。